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薗田、遼と「経験の差」18番神業“旗包み”も届かず…男子ゴルフ [ニュース]

◆男子プロゴルフツアー フジサンケイクラシック最終日(5日、山梨・富士桜CC=7405ヤード、パー71) 薗田峻輔(20)=フリー=は、杉並学院高の2年後輩・石川遼(18)=パナソニック=とのプレーオフに敗れた。17番までの5バーディーで一時は首位に立ったが、18番のボギーで追い付かれ力尽きた。その実力に加え、この日は放送ブースに当たったボールが幸運にもグリーンに戻ったり、「プロゴルファー猿」ばりの“旗包み”でファンを沸かせるプレーも披露。石川への対抗心を口にした20歳が“遼峻”時代の到来を予感させた。  1メートルのパーパットがカップに蹴られると、薗田は天を仰いだ。静寂がため息に変わる。石川とのプレーオフは4ホール目で敗退。普段なら入る距離なのに微妙に力加減を誤った。「前の3ホールで僕にチャンスがあったけど(パットが)外れてストレスが大きくなっていたのかな」。ルーキーを襲ったのはアマ時代と比べものにならない重圧。「経験の差だと思う」。1981年に4勝した倉本昌弘以来となる、デビュー年2勝目は“プロの壁”にはね返された。  グリーン上では「おめでとう」と石川と抱き合ったが、会見では「悔しい」と第一声。小学校時代から親交のある2人にとって「お互い夢に描いていた舞台。こんなに早くくるとはうれしい」と喜びも口にしたが「僕の中では勝つことを夢に描いていた」と唇をかんだ。夢の実現は半分。「来年は絶対に負けない。今後のツアーでも悔しさを晴らしたい」。プロの“先輩”に挑戦状をたたきつけた。  新人ながら今季1勝を挙げるなど実力は折り紙付き。その上、この日は運も味方した。3打差2位で出て6番で逆転すると、15番の第3打はグリーンを大きく越えるピンチ。だが、普通ならギャラリーに飛び込むボールは、正面に設営されていたテレビ放送席の壁にぶつかってグリーンに乗るミラクルパー。18番では奥のラフからの第4打を大きく打ちすぎたが旗に絡みポトリ。漫画顔負けの“旗包み”。もし旗がなければダブルボギーは確実で、プレーオフもなかっただけに“遼峻対決”へ、ゴルフの神様が粋な演出をしたようだ。  「僕はプラス思考ですから。今後は優勝争いだけでなく優勝の2文字が出てくる」。大舞台を経験し、ひと皮むけた薗田が、2年連続賞金王を狙う石川のライバルに名乗りを上げた。
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